■久保木哲夫 著
■A5判306頁
■定価 本体10000円+税
■ISBN978-4-909181-43-5
■2023年
橘為仲は四条宮寛子の許で官僚として過ごし後に越後守、陸奥守の任にあたった。二種の為仲集の成立を検証し注釈を施す。
■中川博夫 著
■A5判726頁
■定価 本体22000円+税
■ISBN978-4-909181-41-1
■2023年
宗尊が柳営(幕府)の主(将軍)を自覚して自撰した柳葉和歌集に詳しい注釈を加える。宗尊親王の現存家集四種の全注釈完結。
■中川博夫 著
■A5判346頁
■定価 本体15000円+税
■ISBN978-4-909181-36-7
■2022年
鎌倉幕府六代将軍にして平安時代以来の中書王となった宗尊親王の、人生の転換期・歌業の中間期に位置する詠作を収める自撰家集を読み解く。
■久保木哲夫 著
■A5判200頁 口絵2頁
■定価 本体7000円+税
■ISBN978-4-909181-34-3
■2021年
白河天皇主催の内裏歌合、新出の二十巻本本文の注釈。平安期の遊宴性の強い歌合から、文芸性重視の歌合へと移りつつあった時期を映す。
■三木麻子 奥野陽子 岸本理恵 惠阪友紀子 著
■A5判288頁 口絵4頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-909181-20-6
■2019年
寛平御時菊合・亭子院女郎花合・宇多院女郎花合・朱雀院女郎花合・宇多院物名歌合を注釈。宇多院が関わる歌合と和歌活動を和歌から読み解く試み。
■中川博夫 著
■A5判550頁・480頁
■定価 本体17000円+税 本体15000円+税
■ISBN978-4-909181-18-3・19-0
■2019年
将軍職を追われ帰洛した宗尊親王は内なる憂愁を歌い尽くし、やがて短い生涯を閉じる。数奇な運命を辿った貴人の白鳥の歌。
■久保木哲夫 著
■A5判246頁 口絵2頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-909181-10-7
■2018年
伝藤原行成筆とされる二種の古筆切を可能な限り集め、整理し、全釈を行う。未知の断簡の出現を待ちつつ、家集の誕生時へ遡る試み。
■岡﨑真紀子 著
■A5判260頁 口絵8頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-909181-00-8
■2017年
仏教への信心篤き加茂斎院の詠んだ法文歌と、信仰のあかしとして和歌一巻を土中に埋めた僧の歌に、作品に即した注釈を試みる。
■名古屋国文学研究会 著
■A5判450頁・590頁・480頁・372頁
■定価 本体15000円+税 18000円+税 15000円+税 13000円+税
■ISBN978-4-903996-93-6・978-4-909181-05-3・909181-26-8・909181-44-2
■2016年・2018年・2020年・2023年
華やかな王朝時代への回帰幻想が漂っていた時代、風葉和歌集の撰集は、虚の世界を背景とする物語歌の特質を踏まえた歌集を編もうとしたと思われる。
■久保木哲夫 加藤静子 平安私家集研究会 著
■A5判384頁
■定価 本体13000円+税
■ISBN978-4-903996-89-9
■2016年
拾遺集の成立から後拾遺集成立まで勅撰空白期間としては最も長いその時期に、歌人たちはどういう意識を持ち、どういう活動をしたか。和歌六人党のなかで最も評価の高い藤原範永の家集を読み解く。
■鳥井千佳子 著
■A5判524頁
■定価 本体17000円+税
■ISBN978-4-903996-88-2
■2015年
忠通家歌合は密儀の歌合である。説の対立や論争、交流と笑いなどがあるこの歌合によって忠通の和歌への関心はますます高まったことであろう。十二世紀のワークショップを再現。
■渦巻恵 武田早苗 著
■A5判264頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-903996-87-5
■2015年
作者を重之女、重之子僧と比定されるふたつの詠草。百首歌が世間に流布する中、父重之に次いで詠み出したと思われる子らの歌々を読む。
■岩佐美代子 著
■A5判278頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-85-1
■2015年
京極派新歌風の最初期作品を詳細に考察することにより、ある思想的主張をもって未知の新歌風生成に挑んだグループの足跡と、そのエネルギーの根源をさぐる。
■渦巻 恵 著
■A5判376頁
■定価 本体12000円+税
■ISBN978-4-903996-84-4
■2015年
保憲女は、高名な陰陽家保憲を父とし漢文の才に秀でた保胤を叔父に持ちながら、宮廷文化の開花期に歌壇とは無縁なまま、たった一人で歌を詠み続けた。その孤独ないとなみを家集から読み解く。
■中川博夫 著
■A5判678頁
■本体21000円+税
■ISBN978-4-903996-78-3
■2014年
皇子として生まれ少年期に鎌倉に東下した青年将軍宗尊は、短い生涯に5種の家集を遺した。前半生の詠作を収めた家集を和歌表現の伝統の中に読み解く。
■山崎桂子 著
■A5判320頁
■定価 本体10000円+税
■ISBN978-4-903996-67-7
■2013年
土御門院の若き日の習作「土御門院御百首」と、院に仕えたある女房が記した家集風の日記(新出資料)。承久の変に翻弄されたふたつの魂が紡ぎだした作品にはじめて注釈を施す。
■平田英夫 著
■A5判210頁
■定価 本体7000円+税
■ISBN978-4-903996-53-0
■2012年
老いた流離いの詩人西行は、自身の作品を最終的に日本の神祇の中に位置づけて眺めてみようとした。晩年の西行が伊勢大神宮に奉納したふたつの自歌合に清新な注を施す。
■頼政集輪読会 著
■A5判 上554頁 中372頁 下354頁
■定価 上 本体16000円+税、中 本体12000円+税、下 本体11000円+税
■ISBN978-4-903996-47-9 77-6 95-0
■2011年2014年
源平の争乱に散った武将歌人源頼政の家集を詳細に読み解く。本文批判を加えたテキストを初めて提示し、新たな和歌世界を拓くべく試みられた作品の意図を明らかにする。
■久保木寿子 著
■A5判 278頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-43-1
■2011年
出家を境として大きく変わった自らの境涯に、前半部・後半部各六十五首を対応させる構成。後半部冒頭におかれた長文の序は、往生要集の経文を摘記して綴った特異なものである。
■鈴木徳男 著
■A5判 498頁 442頁
■定価 本体各15000円+税
■ISBN978-4-903996-36-3 37-0
■2010年 2011年
二条院の下命により勅撰集となるはずであったこの歌集は院の崩御に遭い奏覧にいたらなかった。後白河、後鳥羽と続く和歌史の躍動の中で埋もれがちなこの集の意義をたどる。
■久保木哲夫 著
■A5判 202頁
■定価 本体6800円+税
■ISBN978-4-903996-27-1
■2010年
後冷泉天皇の中宮章子内親王に仕えた女房、出羽弁の家集。きわめて短い期間の歌が日付そのままに、ちょうど歌日記のような形で配されている。
■岩佐美代子 著
■A5判 478頁
■定価 本体15000円+税
■ISBN978-4-903996-23-3
■2010年
藤原為家の生涯の詠歌6011首のうち、勅撰十三代集に入集した332首と、歌論書「詠歌一躰」に注釈を施す。詠作、歌論の両面から歌人為家の実像に迫る。
■片桐洋一・三木麻子・藤川晶子・岸本理恵 著
■A5判 420頁
■定価 本体13000円+税
■ISBN978-4-903996-22-6
■2010年
北家藤原氏の貴顕、師氏・兼通・義孝の家集。みずから海人と謙称した百首歌、物語的家集、夭折した歌人を偲ぶ家集、と、私家集の3つの形態を代表する。
■岩佐美代子 著
■A5判 200頁
■定価 本体6800円+税
■ISBN978-4-903996-08-0
■2008年
「秋思歌」は、最愛の娘を失った老父藤原為家が詠出した哀傷歌集である。「秋夢集」は、その娘後嵯峨院大納言典侍が遺した家集。冷泉家に長く秘蔵された二歌集に、初めて注釈をほどこす。
■田中新一 著
■A5判 288頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-03-5 第二版
■2012年
家集の中に紫式部の20~30歳代の生活記録を読み解き、源氏物語制作にかかわる歌人生をたどる。とくに本書では実践女子大本を底本に、紫式部が暦月意識と節月意識を共有する古代からの四季観の持ち主であることを論証する。
■芦田耕一 著
■A5判 412頁
■定価 本体13000円+税
■ISBN978-4-903996-02-8
■2008年
平安末期、歌界の第一人者と仰がれ博覧強記と評された藤原清輔の家集をとりあげ、的確な注釈とともに、その和歌作品に迫る。