新注和歌文学叢書


為仲集新注 新注和歌文学叢書32

為仲集新注 新注和歌文学叢書32

久保木哲夫 著

A5判306頁

定価 本体10000円+税

ISBN978-4-909181-43-5

2023年

橘為仲は四条宮寛子の許で官僚として過ごし後に越後守、陸奥守の任にあたった。二種の為仲集の成立を検証し注釈を施す。

柳葉和歌集新注 新注和歌文学叢書31

柳葉和歌集新注 新注和歌文学叢書31

中川博夫 著

A5判726頁

定価 本体22000円+税

ISBN978-4-909181-41-1

2023年

宗尊が柳営(幕府)の主(将軍)を自覚して自撰した柳葉和歌集に詳しい注釈を加える。宗尊親王の現存家集四種の全注釈完結。

中書王御詠新注 新注和歌文学叢書30

中書王御詠新注 新注和歌文学叢書30

中川博夫 著

A5判346頁

定価 本体15000円+税

ISBN978-4-909181-36-7

2022年

鎌倉幕府六代将軍にして平安時代以来の中書王となった宗尊親王の、人生の転換期・歌業の中間期に位置する詠作を収める自撰家集を読み解く。

承暦二年内裏歌合新注 新注和歌文学叢書29

承暦二年内裏歌合新注 新注和歌文学叢書29

久保木哲夫 著

A5判200頁 口絵2頁

定価 本体7000円+税

ISBN978-4-909181-34-3

2021年

白河天皇主催の内裏歌合、新出の二十巻本本文の注釈。平安期の遊宴性の強い歌合から、文芸性重視の歌合へと移りつつあった時期を映す。

宇多院の歌合新注 新注和歌文学叢書27

宇多院の歌合新注 新注和歌文学叢書27

三木麻子 奥野陽子 岸本理恵 惠阪友紀子 著

A5判288頁 口絵4頁

定価 本体9000円+税

ISBN978-4-909181-20-6

2019年

寛平御時菊合・亭子院女郎花合・宇多院女郎花合・朱雀院女郎花合・宇多院物名歌合を注釈。宇多院が関わる歌合と和歌活動を和歌から読み解く試み。

竹風和歌抄新注上・下 新注和歌文学叢書25・26

竹風和歌抄新注上・下 新注和歌文学叢書25・26

中川博夫 著

A5判550頁・480頁

定価 本体17000円+税 本体15000円+税

ISBN978-4-909181-18-3・19-0

2019年

将軍職を追われ帰洛した宗尊親王は内なる憂愁を歌い尽くし、やがて短い生涯を閉じる。数奇な運命を辿った貴人の白鳥の歌。

伝行成筆和泉式部続集切 針切相模集新注 新注和歌文学叢書24

伝行成筆和泉式部続集切 針切相模集新注 新注和歌文学叢書24

久保木哲夫 著

A5判246頁 口絵2頁

定価 本体8000円+税

ISBN978-4-909181-10-7

2018年

伝藤原行成筆とされる二種の古筆切を可能な限り集め、整理し、全釈を行う。未知の断簡の出現を待ちつつ、家集の誕生時へ遡る試み。

発心和歌集 極楽願往生和歌新注 新注和歌文学叢書22

発心和歌集 極楽願往生和歌新注 新注和歌文学叢書22

岡﨑真紀子 著

A5判260頁 口絵8頁

定価 本体9000円+税

ISBN978-4-909181-00-8

2017年

仏教への信心篤き加茂斎院の詠んだ法文歌と、信仰のあかしとして和歌一巻を土中に埋めた僧の歌に、作品に即した注釈を試みる。

風葉和歌集新注一・二・三・四 新注和歌文学叢書20・23・28・33

風葉和歌集新注一・二・三・四 新注和歌文学叢書20・23・28・33

名古屋国文学研究会 著

A5判450頁・590頁・480頁・372頁

定価 本体15000円+税 18000円+税 15000円+税 13000円+税

ISBN978-4-903996-93-6・978-4-909181-05-3・909181-26-8・909181-44-2

2016年・2018年・2020年・2023年

華やかな王朝時代への回帰幻想が漂っていた時代、風葉和歌集の撰集は、虚の世界を背景とする物語歌の特質を踏まえた歌集を編もうとしたと思われる。

範永集新注 新注和歌文学叢書19

範永集新注 新注和歌文学叢書19

久保木哲夫 加藤静子 平安私家集研究会 著

A5判384頁

定価 本体13000円+税

ISBN978-4-903996-89-9

2016年

拾遺集の成立から後拾遺集成立まで勅撰空白期間としては最も長いその時期に、歌人たちはどういう意識を持ち、どういう活動をしたか。和歌六人党のなかで最も評価の高い藤原範永の家集を読み解く。

忠通家歌合新注 新注和歌文学叢書18

忠通家歌合新注 新注和歌文学叢書18

鳥井千佳子 著

A5判524頁

定価 本体17000円+税

ISBN978-4-903996-88-2

2015年

忠通家歌合は密儀の歌合である。説の対立や論争、交流と笑いなどがあるこの歌合によって忠通の和歌への関心はますます高まったことであろう。十二世紀のワークショップを再現。

重之女集 重之子僧集新注 新注和歌文学叢書17

重之女集 重之子僧集新注 新注和歌文学叢書17

渦巻恵 武田早苗 著

A5判264頁

定価 本体9000円+税

ISBN978-4-903996-87-5

2015年

作者を重之女、重之子僧と比定されるふたつの詠草。百首歌が世間に流布する中、父重之に次いで詠み出したと思われる子らの歌々を読む。

京極派揺籃期和歌新注 新注和歌文学叢書16

京極派揺籃期和歌新注 新注和歌文学叢書16

岩佐美代子 著

A5判278頁

定価 本体8000円+税

ISBN978-4-903996-85-1

2015年

京極派新歌風の最初期作品を詳細に考察することにより、ある思想的主張をもって未知の新歌風生成に挑んだグループの足跡と、そのエネルギーの根源をさぐる。

賀茂保憲女集新注 新注和歌文学叢書15

賀茂保憲女集新注 新注和歌文学叢書15

渦巻 恵 著

A5判376頁

定価 本体12000円+税

ISBN978-4-903996-84-4

2015年

保憲女は、高名な陰陽家保憲を父とし漢文の才に秀でた保胤を叔父に持ちながら、宮廷文化の開花期に歌壇とは無縁なまま、たった一人で歌を詠み続けた。その孤独ないとなみを家集から読み解く。

瓊玉和歌集新注 新注和歌文学叢書14

瓊玉和歌集新注 新注和歌文学叢書14

中川博夫 著

A5判678頁

本体21000円+税

ISBN978-4-903996-78-3

2014年

皇子として生まれ少年期に鎌倉に東下した青年将軍宗尊は、短い生涯に5種の家集を遺した。前半生の詠作を収めた家集を和歌表現の伝統の中に読み解く。

土御門院御百首 土御門院女房日記 新注 新注和歌文学叢書12

土御門院御百首 土御門院女房日記 新注 新注和歌文学叢書12

山崎桂子 著

A5判320頁

定価 本体10000円+税

ISBN978-4-903996-67-7

2013年

土御門院の若き日の習作「土御門院御百首」と、院に仕えたある女房が記した家集風の日記(新出資料)。承久の変に翻弄されたふたつの魂が紡ぎだした作品にはじめて注釈を施す。

御裳濯河歌合 宮河歌合 新注 新注和歌文学叢書11

御裳濯河歌合 宮河歌合 新注 新注和歌文学叢書11

平田英夫 著

A5判210頁

定価 本体7000円+税

ISBN978-4-903996-53-0

2012年

老いた流離いの詩人西行は、自身の作品を最終的に日本の神祇の中に位置づけて眺めてみようとした。晩年の西行が伊勢大神宮に奉納したふたつの自歌合に清新な注を施す。

頼政集新注 上・中・下 新注和歌文学叢書10・13・21

頼政集新注 上・中 新注和歌文学叢書10・13

頼政集輪読会 著

A5判 上554頁 中372頁 下354頁

定価 上 本体16000円+税、中 本体12000円+税、下 本体11000円+税

ISBN978-4-903996-47-9 77-6 95-0

2011年2014年

源平の争乱に散った武将歌人源頼政の家集を詳細に読み解く。本文批判を加えたテキストを初めて提示し、新たな和歌世界を拓くべく試みられた作品の意図を明らかにする。

四条宮主殿集新注 新注和歌文学叢書9

四条宮主殿集新注 新注和歌文学叢書9

久保木寿子 著

A5判 278頁

定価 本体8000円+税

ISBN978-4-903996-43-1

2011年

出家を境として大きく変わった自らの境涯に、前半部・後半部各六十五首を対応させる構成。後半部冒頭におかれた長文の序は、往生要集の経文を摘記して綴った特異なものである。

続詞花和歌集新注 上・下 新注和歌文学叢書7・8

続詞花和歌集新注 上・下 新注和歌文学叢書7・8

鈴木徳男 著

A5判 498頁 442頁

定価 本体各15000円+税

ISBN978-4-903996-36-3 37-0 

2010年 2011年

二条院の下命により勅撰集となるはずであったこの歌集は院の崩御に遭い奏覧にいたらなかった。後白河、後鳥羽と続く和歌史の躍動の中で埋もれがちなこの集の意義をたどる。

出羽弁集新注 新注和歌文学叢書6

出羽弁集新注 新注和歌文学叢書6

久保木哲夫 著

A5判 202頁

定価 本体6800円+税

ISBN978-4-903996-27-1

2010年

後冷泉天皇の中宮章子内親王に仕えた女房、出羽弁の家集。きわめて短い期間の歌が日付そのままに、ちょうど歌日記のような形で配されている。

藤原為家勅撰集詠・詠歌一躰 新注 新注和歌文学叢書5

藤原為家勅撰集詠・詠歌一躰・新注 新注和歌文学叢書5

岩佐美代子 著

A5判 478頁

定価 本体15000円+税

ISBN978-4-903996-23-3

2010年

藤原為家の生涯の詠歌6011首のうち、勅撰十三代集に入集した332首と、歌論書「詠歌一躰」に注釈を施す。詠作、歌論の両面から歌人為家の実像に迫る。

海人手子良集・本院侍従集・義孝集 新注 新注和歌文学叢書4

海人手子良集・本院侍従集・義孝集 新注 新注和歌文学叢書4

片桐洋一・三木麻子・藤川晶子・岸本理恵 著

A5判 420頁

定価 本体13000円+税

ISBN978-4-903996-22-6

2010年

北家藤原氏の貴顕、師氏・兼通・義孝の家集。みずから海人と謙称した百首歌、物語的家集、夭折した歌人を偲ぶ家集、と、私家集の3つの形態を代表する。

秋思歌・秋夢集 新注 新注和歌文学叢書3

秋思歌・秋夢集新注 新注和歌文学叢書3

岩佐美代子 著

A5判 200頁

定価 本体6800円+税

ISBN978-4-903996-08-0

2008年

「秋思歌」は、最愛の娘を失った老父藤原為家が詠出した哀傷歌集である。「秋夢集」は、その娘後嵯峨院大納言典侍が遺した家集。冷泉家に長く秘蔵された二歌集に、初めて注釈をほどこす。

紫式部集新注 新注和歌文学叢書2

紫式部集新注 新注和歌文学叢書2

田中新一 著

A5判 288頁

定価 本体8000円+税

ISBN978-4-903996-03-5 第二版

2012年

家集の中に紫式部の20~30歳代の生活記録を読み解き、源氏物語制作にかかわる歌人生をたどる。とくに本書では実践女子大本を底本に、紫式部が暦月意識と節月意識を共有する古代からの四季観の持ち主であることを論証する。

清輔集新注 新注和歌文学叢書1

清輔集新注 新注和歌文学叢書1

芦田耕一 著

A5判 412頁

定価 本体13000円+税

ISBN978-4-903996-02-8

2008年

平安末期、歌界の第一人者と仰がれ博覧強記と評された藤原清輔の家集をとりあげ、的確な注釈とともに、その和歌作品に迫る。