■中村ともえ 著
■A5判390頁
■定価本体6,000円+税
■ISBN978-4-909181-17-6
■2019年
谷崎潤一郎の諸作を小説論として読み解き、小説という近代の理念の歴史を記述する。
■藤澤るり著
■A5判506頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-909181-04-6
■2017年
漱石の意識と思考はどのように動いたか。
〔概要〕
「琴のそら音」と『夢十夜』『第八夜』をめぐって/『三四郎』から『彼岸過迄』『行人』へ/『三四郎』から『心』『道草』『明暗』へ
■神田祥子 著
■A5判252頁
■定価 本体3800円+税
■ISBN978-4-903996-80-6
■2015年
漱石の前には「文学」という大きなカテゴリーがあった。科学・歴史・美術とのせめぎ合いの中で精製されていく漱石の「文学」概念を追う。
■権田和士 著
■四六判256頁
■定価3000円+税
■ISBN978-4-903996-68-4
■2013年
近代批評の確立者小林秀雄の批評が、近代批評史および近代思想史にはたした意味を明らかにする。また小林秀雄文庫(小林の旧蔵書)の調査によりその具体像に迫る。
■出口智之 著
■A5判 320頁
■定価 本体3800円+税
■ISBN978-4-903996-57-8
■2012年
幸田露伴という存在の面白さは、一つの角度では捉えきれない多面性にある。個々の作品について、根岸党の活動、他の作家とのかかわりなど明治文人の足跡をたどる。
■伊丹末雄 著
■A5判 252頁
■定価 本体3200円+税
■ISBN978-4-903996-44-8
■2011年
新潟で教師をしていた著者は、戦火をのがれて越後へ退隠した会津八一と、八一を師と仰ぐ吉野秀雄と知り合い交流を深めた。近代を代表する二人の文人の素顔を綴る。
■佐藤淳一 著
■A5判 304頁
■定価 本体3800円+税
■ISBN978-4903996-34-9
■2010年
「蓼喰ふ虫」を谷崎文学の転換点として位置づけ、多様性に富んだ谷崎作品の表現構造を分析し、「型」という概念を通して谷崎が古典のなかに見出したものの実質を明らかにする。